福島県須賀川市の科学館「ムシテックワールド」について、大寺正晃市長は16日、民間への売却などを検討していることを明らかにしました。
須賀川市のムシテックワールドは、昆虫をテーマにした科学館で、昆虫の生態やものづくりなどを体験しながら学べる施設です。この施設について、須賀川市では、市の財政が厳しい状況にあることから、売却や機能停止も含めた検討をしていることが明らかになりました。
大寺市長「ムシテックにつきましては、先日会議を開きまして、このままでは維持できないのは間違いないと説明申し上げました」
大寺市長は、施設の維持管理に年間1億円から2億円がかかっていると説明した上で、次のように話しました。
大寺市長「1億、2億無料で子どもに提供しているサービスが、須賀川市単体ではできないということを説明した。今後はムシテックをつぶすというのが第一ではなく、何とか継続したいという説明をさせていただきました」
また、売却や提携の相手は、国や県、民間企業など「あらゆる選択肢を検討している」としています。ムシテックワールドは、2001年に「うつくしま未来博」のパビリオンとして活用され、その跡地にオープンしました。
