■止まらない“辞任ドミノ”…解散?内閣改造?岸田総理の次の一手は?


これまで辞任が続いているので、内閣改造が行われるのではないかというような話が浮上していたんです。その件に関して11月24日放送のNスタでTBSスペシャルコメンテーターの星浩さんは「岸田総理は11月23日に自民党の茂木幹事長と極秘会談。年末年始の内閣改造に慎重な姿勢になった」ということなんです。ただ、これまでの"辞任ドミノ"があるので、「内閣改造」に対する総理の考えに変化があるのかどうかという点を星さんに伺います。

TBSスペシャルコメンテーター星浩さん:
今の局面は非常に支持率も下がり、かなり行き詰まってきている。こういうときに局面を打開するのはふたつしかない。ひとつは、衆議院の解散総選挙で一気に打開するということですが、今解散したら大変なことになり自民党惨敗する可能性もありますから、それができないとなるとやっぱり内閣改造自民党の役員人事を岸田総理はしたいんですね。ただ、国会が延長になるのかどうかとか、それから年末年始の外遊を考えていて、インドとかワシントンに行ってバイデン大統領と会談もしてみたいというのがあって、その日程調整がパズルのようになっていてそこで今、慎重にその日程調整を進めているというところだと思います。

井上貴博キャスター:
考え方としては、例えば解散しても野党も全然勝てないとなると、相対的に自民党が少し減らすぐらいでいいんじゃないかという考え方も出てくるんでしょうか。

星浩さん:
この逆風は今までなかったような逆風で、そういう意味では博打を打てるかどうかというと岸田総理はそういうところは非常に慎重なので、そこまではちょっと踏み切れないと思います。

井上キャスター:
岸田総理にとっては一難去ってまた一難というか、どんどんボロが出てくる。内閣改造を8月にしたばかりですから。リーダーとして政府・自民党内をどこまでグリップできてるものなんでしょうか。

星浩さん:
実際には岸田総理にとって代わる総理候補ってなかなか見当たらないものですから、すぐ岸田総理をおろしてどうこうってことはないんですけど、例えば秋葉大臣の件なんかも、旧統一教会との関係について自民党の多くの議員は正直に申告して接点について批判されたりしていますけど、秋葉大臣の場合は、いくつかそれを隠しておいて閣僚入りをしてるという流れがあります。そういう人に対して岸田総理が思い切った処置ができないということに対して、リーダーシップに疑念がかなり強く出ているという状況だと思います。

井上キャスター:
旧統一教会と関係がなくて、失点の少ない議員自体が自民党内に少ないという現状があるんだと思いますが、岸田総理で本当にいいのか、派閥の闘争といいますか、岸田総理は多分自民党内でもそんなに力は強くない。まだ「他の人を」という流れではないんですね。

星浩さん:
よく言われるのは、安倍政権で長期政権が続きましたので、なかなか次を狙う人は育ってこなかった。例えば財務大臣というのは、次の総理のステップポストなんですが、ずっと麻生太郎議員がやっていたものですから、財務大臣を経験した自民党の中堅リーダー候補はいないんですね。自民党の人材を育ててこなかったというツケが今になってブーメランのように跳ね返ってきてるという面はあります。