秋篠宮ご一家がそろって、沖縄の伝統芸能「琉球舞踊」を鑑賞されました。悠仁さまは、成年式の関連行事以降、初めての公的な活動です。

きょう(12日)午後7時前、秋篠宮ご夫妻、次女・佳子さま、長男・悠仁さまは、東京・渋谷区の能楽堂で「琉球舞踊 真木の会」を鑑賞されました。

「琉球舞踊」は、国の重要無形文化財に指定されている沖縄の伝統芸能で、弦楽器の三線などを伴奏に踊るものです。

紀子さまと佳子さまは、琉球舞踊を学んだ経験があり、秋篠宮さまも幼少期から上皇ご夫妻とともに鑑賞されるなど、ご一家で長く心を寄せられています。

今回の演舞は、「戦後80年」にあたり、「沖縄で戦争などを乗り越えてきた琉球舞踊を未来につむぎ祈りを捧げる」という趣旨のもので、かつて紀子さまに琉球舞踊を教えていた人間国宝・志田房子さんも特別出演しました。

ご一家はおよそ2時間、真剣な表情で鑑賞し、熱心に拍手を送られていました。

鑑賞後、佳子さまは「平和を願って上演されているのがとてもよく伝わる公演でした」、悠仁さまは「とても楽しく拝見しました」「(琉球舞踊の衣装について)気候風土に適した織物ですね」などと感想を述べられたということです。

■悠仁さまの公的活動

悠仁さまは、6日に皇室で40年ぶりとなる成年式を執り行って以降、10日まで昼食会などの関連行事が続いていて、一連の行事後では今回が初めての公的な活動となりました。

16日には、姉・佳子さまと「東京2025 世界陸上競技選手権大会」イブニングセッションを観戦されることも決まっています。姉弟おふたりでの公的活動は6年ぶりです。

宮内庁は、悠仁さまについて「成年式以降は宮中行事などへの出席もあり得る」としていて、今後さまざまな公的活動の機会があるとみられています。