福岡県が、県道バイパス工事に必要な土地を、当初の提示額のおよそ5倍の価格で買収していた問題。

県が調査したところ、過去5年間に県が買収した土地のうち63筆について、造成費用を加算する「特殊な算定」が行われていたことが分かりました。

12日の県議会で服部知事が明らかにしたもので、今後、加算が不適切ではなかったかどうか調べるとしています。

山林買収 地権者に当初提示額の5倍を支払う

この問題は、福岡県赤村の山林を県がバイパス工事の用地として地権者から買収した際、造成費用を加算し当初の提示価格の5倍の金額を地権者に支払っていたものです。

問題が発覚したことを受け県は、2020~2024年度の5年間に同様の事例がなかったか調査を進めています。