福岡市が管理する6つの漁港で、プレジャーボートが不法係留されていた問題です。

再発防止策などを協議する有識者会議が開かれ、専門家は、「条例を作って対応するのが基本」と述べました。

12日午前、福岡市天神で開かれた有識者会議には、専門家や弁護士など6人が参加しました。

この問題は、福岡市が管理する6つの漁港で、漁船以外の係留が禁止されているにもかかわらず、漁協支所が市に許可を得ずに係留場所を一般のプレジャーボートに有料で貸していたものです。

有識者会議では、不法係留の345隻について市内で係留場所を確保することは難しいという意見が出たということです。

有識者会議 來生新 会長
「条例を作って対応するというのが基本。市が適切な管理をできる工夫が必要」

有識者会議は、来月まで開かれる予定で、市は、条例の改正を含めた一定の方向性を示したいとしています。