「もうちょっとで100歳のおばあちゃんがしょぼくれていた…」

市長は祝い金カットを含め、高齢福祉分野で4400万円のコストカットを実施。この舵取りに対して郡上市民は…

(60代女性)
「いいんじゃないですか。中学生の子たちも大事だし、これからの人に使ってもらった方がいいかな」
(60代男性)
「他のことに使っていただけるなら、その方がいい」

一方、こんな声も…

(10代女性)
「うちのおばあちゃんがもうちょっとで100歳なんですけれど、ちょっとしょぼくれていました」

こうした声に市長は「高齢者を敬う気持ちを忘れたわけではない」と強調します。

(山川市長)
Q.手元にある色紙、これはなんですか?
「100歳のお祝い金10万円をなしにしました。代わりに私自らが伺って、地元の子どもが書いてくれた色紙、これをお渡しすることにしました」

10万円よりも子どもたちが心を込めて書いた色紙のほうが、より敬う気持ちは市民に伝わるという判断です。