防衛省は、自衛隊の戦闘機を初めてカナダとヨーロッパ地域に派遣すると発表しました。

中谷元 防衛大臣
「各国の空軍との相互理解の深化を図り、防衛協力・交流をさらに推進をすることは大変意義が深いと考えております」

中谷防衛大臣はきょうの会見でこのように述べ、早ければ今月14日から航空自衛隊のF15戦闘機を北海道の千歳基地から北米やヨーロッパ地域に向け派遣すると発表しました。

派遣されるF15戦闘機は4機ですが、それぞれの国での共同訓練などを行う予定はなく、各国の部隊同士の交流を目的とした派遣となります。

自衛隊の戦闘機がカナダとヨーロッパ地域に展開するのは初めてで、中谷大臣は「同盟国・同志国との間の協力関係を深めたい」と話しています。