万引きや特殊詐欺などの犯罪の未然防止のため大分県警察本部は、制服姿の警察官がコンビニに立寄ることを認めました。

大分県警は警察官が制服姿でコンビニに立寄ることについて、勤務中に休んでいると誤解を与えるなどとして認めていませんでした。ただ、万引きや特殊詐欺といったコンビニでの犯罪が多発することを受けて、防犯などを目的に制服姿での立寄りを認めました。

29日は大分市内のコンビニに大分中央警察署の大嶋凌成巡査が訪れ、昼食用に弁当とお茶を購入しました。

県警によりますと、コンビニでの万引き事件は10月末時点で66件発生していて、去年1年間を上回っています。

(大分中央警察署地域課・大嶋凌成巡査)「制服のまま立ち寄れるということで私たちの業務の効率化も合わせて向上していけるのでその点は積極的に活動していきたいと思う」

県警によりますと7月末時点で、40都道府県の警察で、警察官が制服姿でコンビニに立寄ることを認めています。