長野県中野市で起きた4人殺害立てこもり事件の裁判員裁判は、11日も被告人質問が行われ、青木政憲被告は、80問以上に及んだすべての質問に対し黙秘しました。

中野市の農業・青木政憲被告(34)は、2023年5月、自宅の近くを散歩していた女性2人をナイフで殺害し、駆け付けた男性警察官2人を猟銃で撃つなどして、殺害した罪などに問われています。

11日の裁判員裁判では10日に続いて被告人質問が行われ、青木被告は検察官から犯行に関する80以上の質問に対し、いずれも「黙秘します」と答えたり、何も話さない状態を続けたりしました。

青木被告は10日も「すべての質問に黙秘します」などと答えていました。

裁判の争点は青木被告の責任能力と量刑で、検察側は完全責任能力を、弁護側は心神耗弱を主張しています。