海外のサプリメントをめぐって警察の捜査を受け、サントリーホールディングスの会長を辞任した新浪剛史氏について、「日本生産性本部」は理事を退任したと発表しました。

新浪氏が理事を退任したと発表したのは、経済界と労働界、学識者らで構成するシンクタンク「日本生産性本部」です。

東京電力ホールディングスの小林会長が代表をつとめ、大企業のトップらが参加し、政策提言などを行っていて、新浪氏も理事として活動していました。退任はきのう付で、「本人から申し出があった」としています。

新浪氏をめぐっては、先月、大麻成分を含む海外のサプリメントを入手した疑いで警察の捜査を受け、今月、サントリーホールディングスの会長を辞任しました。

一方、代表幹事の活動を自粛している経済同友会は、けさ、処遇を検討する「会員倫理審査会」を開きました。新浪氏の続投が適切か、次の理事会で報告するとしています。