新型コロナウイルスの流行が富山県内で拡大しています。感染者は若い世代を中心に前の週から増加、専門家はオミクロン株から派生した「ニンバス」が流行しているとして感染対策を呼びかけています。
富山県のまとめによりますと、9月7日までの1週間に県内47の定点医療機関から報告された新型コロナウイルスの感染者数は1医療機関あたり8.77人で、前の週の7.89人から増加しました。

大幅に増加したのが15歳未満の子どもの感染者です。0歳から4歳、5歳から9歳の区分で増加が目立ち、10歳から14歳までの患者数はおよそ2倍になっています。

流行の要因について県衛生研究所の大石和徳所長は次のように語ります。
富山県衛生研究所 大石和徳所長
「新たなニンバスといわれるような変異株。そういったものが新たに出てきたということでしょうね」

流行しているのがオミクロン株から派生した変異株の「ニンバス」です。
