■秋葉大臣相次ぐ疑惑、自民党内からも批判の声


国山ハセンキャスター:
秋葉大臣に浮上している疑惑についてまとめました。

・公設秘書が報酬を受け取って選挙運動をしていた疑い
・次男がタスキをかけて選挙運動を行った“影武者”疑惑
・旧統一教会 関連団体イベント参加の指摘
・収支報告書に教団関連団体に会費の記載
 →「雑誌の購読料」だったと説明

小川彩佳キャスター:
様々疑惑があるわけですけれども、旧統一教会については大臣は就任会見で関係を否定しましたし、自民党内で、その点検結果にも名前はなかったですよね。そもそも、もう旧統一教会との関係がない、持たないということで、大臣に選出されたのではなかったかなと思うんですけれども。

星浩コメンテーター:
この秋葉さんのケースで特徴的なのは、自民党の中で秋葉さんに対する不満が広がっているということ。自民党の多くの議員の中には会費を払ったとか、接点があったということを公表されて非常に批判を浴びてるっていうケースが多いわけで、秋葉さんはそれを公表せずに大臣を続けている。あの雑誌の購読料だというふうに言ってますけど、果たして本当なのかということで、自民党の中でも疑念・不満が広がっているということですね。


国山ハセンキャスター:
今後のスケジュールを見てみます。29日に第2次補正予算案が衆議院を通過し、参議院での実質審議に入る予定です。また政府は旧統一教会などの被害者救済のための新法を今国会に提出し、成立させたい考えです。国会は12月10日に閉会の予定です。

小川彩佳キャスター:
秋葉大臣が岸田内閣4人目の辞任となる可能性はどうなんでしょうか?

星浩コメンテーター:
秋葉さんの答弁に対しては岸田さんもやや頭にきてまして、松野官房長官を通じてしっかり答弁しろということを言っているんですけども、野党側の追及は止みそうにありません。参議院での予算の可決・成立のあたりで、野党側の攻勢で国会の審議がかなり空転したりすると、自民党の中にその秋葉さんに対する不満が強いもんですから、もう秋葉さん守らなくていいんじゃないかというような声が出てきたりすると、更迭ということにまた繋がる可能性はあります。いずれにしても被害者救済の法律の方は深刻な被害がどんどん広がってますので、与野党、特に政府与党側が妥協して、ぜひ国会12月10日会期ですので、期間中に新規立法にこぎつけてもらいたいと思います。