今月いっぱいで仲介サイトによるポイント付与が禁止となる「ふるさと納税」。“駆け込み寄付”も予想されています。

「フルーツとか鰻。ちょっと贅沢な食品系が多い」

キラキラと光るイクラに、みずみずしいシャインマスカット、さらに肉厚の和牛ステーキ!

豪華な食品から日用品まで、豊富な返礼品で人気のふるさと納税。ふるさと納税を活用しているという村上さん。

ふるさと納税を活用 村上さん
「(Q.ふるさと納税でもらった返礼品は?)最近値上がりしているお米。あとは妻がヘアーアイロン。ほぼ毎年、満額使えるだけやっている」

ストレッチポールや南部鉄器の鉄瓶も返礼品です。まさに“フル活用”ですが、今年はある“悩み”が…

ふるさと納税を活用 村上さん
「すごく残念。ふるさと納税で返礼品をもらえるのも嬉しいが、そこにポイントもついてくる『2度美味しい』ところが無くなる」

来月以降、仲介サイトが独自に行っている「ポイントの付与」が禁止になるのです。なぜなのでしょうか?

実は、自治体が仲介サイトに支払う費用はふるさと納税の総額の13%にのぼっています。過熱する“ポイント競争”を抑制し、自治体の財政負担を軽くする目的があるといいます。

「ポイント禁止」を受け、仲介サイトも反発。シェア6割の「楽天」は今年7月、ポイント付与を禁止する総務省の告示について、無効を求めて行政訴訟を起こしました。

来月に迫る“ポイントの付与禁止”。

「ちょっと損した気分になっちゃうから、9月中にやろうかな」

今月中の“駆け込み寄付”も予想されています。