長野県内の山岳を訪れた際に、4人に1人が登山計画書を提出せず、届け出をしなかった人の26%が、必要と知らなかったことが、県が行ったアンケート調査で分かりました。

調査は、2024年7月1日から10月31日までに、県内の主な山岳を訪れた一般の登山者を対象に、県が主な登山口で対面で聞いたほか、オンラインで行ったもので、1239人から回答を得ました。

それによりますと、県の条例で、届け出が義務付けられている登山計画書を提出した人は76.3%で、前の年に比べて3.8ポイント減り、4人に1人が届け出ていませんでした。

提出をしなかった人に複数回答で理由を聞いたところ、必要と知らなかった人が26.2%、家族や知人に伝えたからが13.5%、登りなれた山だからが10.1%でした。

届け出の方法は、インターネット経由が63.5%に上り、登山ポストの31.9%を大きく上回りました。

また、山岳保険に加入していたのは58.5%で、加入していない人は40.8%でした。