2022年も残すところ1か月余り。大分県内各地で年末年始に向けた準備が始まり、師走の足音が聞こえています。

竹田市では正月の縁起物「姫だるま」づくりが最盛期を迎えています。竹田市の岡藩に江戸時代から伝わる姫だるまは、現在、後藤姫だるま工房でのみ作られています。工房では和紙を張った張り子に職人が丁寧に色を付けていき、家内安全や商売繁盛を願って正月に届けられます。

(後藤姫だるま工房・後藤久美子さん)「手仕事で時間がかかっているので、お届けの際に『待ってたよ』という気持ちで連絡いただくと何より私たちもうれしい」

また、別府市営温泉では新年を迎える準備として毎年恒例の大掃除が27日から始まりました。鉄輪温泉の「熱の湯」では、清掃業者が高圧洗浄機などの専用機材を使って浴槽や壁の汚れを隅々まで落としていきました。大掃除は「熱の湯」のほか、13か所の市営温泉で順次進められます。

(清掃業者)「1年間、積もり積もった汚れをできるだけ丁寧に掃除して、気持ちよくお客さんに使ってもらいたい。清々しい気持ちで新しい年を迎えてほしい」

年末年始恒例だった別府市営温泉の無料開放は新型コロナの感染対策などを考慮して今年度から取り止めに。「ゆず湯」「ざぼん湯」の提供はこれまで通り実施する予定です。