自民党はきょう、石破総理の後任を決める総裁選を「党員投票」を含む、いわゆる「フルスペック型」で実施すること決定しました。高市前経済安全保障担当大臣が出馬の意向を固めるなど、総裁選を巡る動きが加速化しています。

きょう開かれた自民党の総務会。そこで決まったのが総裁選の実施方法です。

自民党 鈴木俊一 総務会長
「全国の党員・党友の声を直接反映する総裁の公選、いわゆる『フルスペック』の選挙を通じて、新たな総裁を選出することが最も望ましい」

総裁選は議員票295、党員・党友票295の合わせて590票をめぐる争いとなることが決まりました。

「ポスト石破」をめぐる動きも活発化しています。きのう、出馬の意向を表明した茂木前幹事長に続き、高市前経済安全保障担当大臣も出馬の意向を固めたことが分かりました。近く、出馬の意向を表明した上で、来週にも記者会見を開いて政策を公表する予定です。高市氏の周辺によると、持論の「積極的な成長投資」のほか、防衛力や同盟国との連携強化などを掲げる見通しです。

一方、出馬すれば有力候補と目される小泉農林水産大臣はきょう…

小泉進次郎 農水大臣
「自民党自身が一致結束しなければ、野党の皆さんと向き合う環境はできません。一致結束する党の形を作るために、環境を作るために、私自身が何ができるかを考えて判断をしたい」

自民党はあす、総務会を開き、総裁選を今月22日告示、来月4日投開票とする日程を正式決定する見通しです。