カタールで行われているW杯には、サッカーに打ち込む倉敷市真備町出身の2人の大学生・高校生が招待されています。西日本豪雨の被災経験を現地の学生に伝える活動なども行っていて、きのう(27日)はリモートで現地の様子を報告しました。

モニターに映し出されたのは試合開始直前の現地・カタールの様子です。

(中山颯太さん)
「チーム真備です」
「そっち暑いですか?」
「めっちゃ暑いです」

(古角航平さん)
「食べてる?」「取り込み中?」
「3対0で勝ちます」

倉敷市真備町のうどん店で開かれたパブリックビューイングには、地元の住民ら約50人が集まりました。


全国各地の震災や水害で被災した地域の子どもたちを継続してW杯に招いているプロジェクトで、真備に住む高校生の中山颯太さんと真備出身で、現在は広島の大学に通う古角航平さんが選ばれました。


2人は試合の観戦だけでなく、被災の経験を伝える活動も行い、きのうは現地の大学生との交流の様子が報告されました。

(中山颯太さんの父親 大助さん)
「楽しくやっているんだなっていうのが見てとれました。いろんな国から人が集まっているので、いろんな人と触れ合って、いろんな価値観を持ち帰ってくれたらいいなと思います。」

2人の帰国後にも報告会が開かれる予定だということです。