9月5日、静岡県の牧之原市から吉田町にかけて発生した竜巻について、気象庁は強さを示す改良藤田スケールで「JEF3」にあたると発表しました。
国内の統計史上、最大級の強さとなります。
9月5日に台風15号の接近に伴い牧之原市から吉田町にかけて発生した竜巻について、気象庁は8日、現地調査などの結果、強さを6段階で示す改良藤田スケールで上から3番目にあたる「JEF3」に該当すると発表しました。
風速については秒速約75メートルと推定されています。
改良藤田スケールの運用が始まった2016年4月以降、「JEF3」と認められたのは2例目となり、今回、発生した竜巻は国内最大級と言えます。
被災住民などによりますと、今回は複数の竜巻が発生していた可能性があり、気象庁は今後、さらなる分析を進めたいとしています。
牧之原市と吉田町によりますと、今回の突風被害で住宅への被害は計1315棟、けが人は計79人に上っています。