燃料価格の世界的な高騰などを受けて、四国電力は、来年(2023年)4月からの家庭向け電気料金の値上げを国に申請しました。


(四国電力 長井啓介社長)
「お客様には現下の厳しい経済情勢において多大なご負担をお願いすることになり大変心苦しい限りであります」


四国電力はきょう(28日)午前、家庭向け電気料金のうち、国が変更を認可する「規制料金」の値上げを経済産業省に申請したと明らかにしました。


平均で28.08%の値上げで、多くの家庭が利用するプランでは、1ヶ月あたり現行の7915円から1万120円へ2205円の大幅な値上げとなります。値上げ申請の理由について四国電力は、「燃料価格高騰の長期化などで企業努力だけではいかんともしがたい状況にある」としています。

四国電力の料金値上げの申請は、東日本大震災後の伊方原発運転停止の影響を受けた2013年以来9年ぶりとなります。