石破総裁の辞意表明を受け、自由民主党島根県支部連合会の園山繁幹事長が以下の談話を発表しました。

【談話】
自由民主党島根県支部連合会は、党本部総裁選挙管理委員会から令和7年9月2日付文書において「党則第6条第4項に基づく総裁選挙実施の要求に関わる意思の有無について」の意見照会を受け、9月8日午前10時から常任総務会を開催し、参議院選挙の総括を行った上で、総裁選挙の実施に関わる協議を行うこととしているが、結果責任を問うべきとの「理」と隣県で合区選挙を進めた同志として擁護すべきとする「情」が交錯し、容易に結論を得ることは困難で、組織の軋みを憂慮していたところである。

石破茂総裁は就任以来、派閥の政治資金をめぐる問題に端を発した国民の政治不信の払拭と地方の活力創出に力を尽くしていただいたが、昨秋の衆議院総選挙での与党の過半数割れという結果は、自由民主党が掲げる政策の主軸と主体性を失わせ、今夏の参議院選挙で新興勢力を含む野党に惨敗を喫した一因となったところである。石破総裁には物価高やトランプ関税の対応など国政の課題に遅湍なく取り組まねばならない国政の最高執行権者としての責任と政党組織の領袖としてのあり方との狭間で大きな葛藤があったと推察するが、議院内閣制の下で政権を構成する責任を有する第一党の党首として「国政の推進に不可欠な組織の一体性を維持すべき」とする決断をされたことに満腔の敬意を表するところであり、この間のご労苦をお労いする次第である。望むらくは再び官邸の主として復帰されることを期待する。