バレーボールの世界一決定戦“世界バレー”の初戦を13日に迎える男子日本代表(世界ランク5位)。世界バレー前、最後の強化試合を7日、千葉・LaLa arena TOKYO-BAYでイタリア(同2位)と行いセットカウント1-3(21ー25、20ー25、25ー16、32-34)で敗れ2連敗。日本代表は世界バレー前、4試合の強化試合を2勝2敗で終えた。

スタメンはキャプテンの石川祐希(29)、小野寺太志(29)、永露元稀(29)、宮浦健人(26)、佐藤駿一郎(25)、髙橋藍(24)、リベロは小川智大(29)が起用された。

前日の試合で世界王者イタリアにフルセットの末敗れた日本。2戦目のこの日は第1セット序盤でイタリアに4連続得点を許しリードされる展開に。中盤に宮浦のサービスエースなどで11ー12と1点差に詰め寄ったがイタリアの強烈なスパイクなどで21-25と先取された。

第2セットは平均身長2m8cmと約8cm高い相手のブロックやサーブで崩されるなど苦しい状況。日本は一度もリードできず2セット連取された。第3セットは石川の緩急をつけたスパイクや髙橋のバックアタックなどでリード。そして途中出場の山本智大(30)の好レシーブや甲斐優斗(21)のサービスエースで点差を広げ25ー16でセットカウント1-2とした。

宮浦のサービスエースで始まった第4セット。さらにこの日も見せた髙橋の右手で打つと見せかけて左手で押し込む技ありアタックなどで流れを引き寄せた。しかし、徐々にイタリアの強打やブロックに詰め寄られ23-23で同点に。その後、競り合うも振り切られセットカウント1ー3で敗れた。

試合後、石川キャプテンは「攻撃の部分で少し苦戦してしまったので、攻撃のところをまた修正して世界バレーに臨みたい」と課題を話した。白熱した第4セットについては「ああいう試合を勝たなければ僕たちの目標である表彰台には行けないのでもう一度気を引き締めて準備したいと思います」と気合を入れた。

また髙橋は「結果として勝つことができなかったんですけど、しっかりともちろん収穫もあればまだまだ課題とする点は見えてきてたので、イタリア相手にしっかり世界バレー前にこういった課題を出しながらしっかりとプレーできたことは、一つ良かったポイントかなと思います」と話した。

【強化試合】※特別ルールのゴールデンセットあり
■vsブルガリア(世界ランク15位)
2日(火)〇 4 ー 0 
3日(水)〇 3 ー 2
■vsイタリア(世界ランク2位)
6日(土)● 2 ー 3
7日(日)● 1 ー 3

【世界バレー日程】開催地・フィリピン
■予選リーグ(日本はプールG)
13日(土)15:00~ vs トルコ
15日(月)15:00~ vs カナダ
17日(水)22:30~ vs リビア

■決勝トーナメント
20日(土)ラウンド16 2試合(B1位 vs G2位、G1位 vs B2位)
21日(日)ラウンド16 2試合(C1位 vs F2位、F1位 vs C2位)
22日(月)ラウンド16 2試合(D1位 vs E2位、E1位 vs D2位)
23日(火)ラウンド16 2試合(A1位 vs H2位、H1位 vs A2位)
24日(水)準々決勝 2試合
25日(木)準々決勝 2試合
27日(土)準決勝 2試合
28日(日)3位決定戦、決勝