富山市では県内での就職を希望する学生へ向けた合同企業説明会が行われました。売り手市場と言われるなか企業側は人材確保に苦戦しています。
記者「合同企業説明会の会場です。39社が参加していますが空席が目立ちます」
合同企業説明会には県内のサービス業やホテル業など39社が参加し、来年春に就職予定の学生や留学生などが訪れました。
学生優位の売り手市場が続くなか、採用担当者は――

自動車販売業の採用担当
「当社としては非常に厳しい状態で、一応予定の20%は埋まっている状態なので。もっといい学生さんと出会えたら」
建設業の採用担当
「ことしはまだ学生をとれてなくて、まだ探している学生がいればとりたいという状況。人がいないと仕事はまわらないので、何とか少しでも興味持っていただければいいなと思い活動している」
ホテル業の採用担当
「例年にも増して厳しくなっている。2~3人取れればいいかなと思っているが、今のところはまだ採用に至っていない。地元のために働きたい、頑張りたいという人を1人でも多く見つけたい」
希望する採用人数に届かず企業側の苦悩が垣間見えた説明会。
就活生が求める条件とは――

学生
「プライベートと両立できるというのが伝わるような企業さんはいいなと思う」
「無理なく働きたいなとそういう思い」
「ワークライフバランスとかは重視したいので、バリバリ働くというよりも私生活と両立が取れるような働き方をしたい」
ワークライフバランスを求める声が多く聞かれるなか、企業側には休日を増やしたり、個人の希望にあわせてリモートワークを導入するなど、福利厚生を充実させる動きが多く見られました。