JR呉線のトンネル内で5日未明、コンクリート片が天井から落下し、約4時間にわたって運転を見合わせました。

コンクリート片が見つかったのは、呉線の安芸阿賀駅と呉駅の間にある呉トンネル内です。JR西日本によりますと、5日午前4時ごろ、徒歩で巡回していた社員が、コンクリート片2つを見つけました。トンネルの天井から剥がれて落下したとみられ、大きいものでおよそ20センチ四方、厚さは3センチほどでした。

この影響で、呉線は広ー広島駅間で始発から約4時間にわたって運転を見合わせましたが、安全が確認されたとして午前9時に再開しました。

呉線では26本の列車が、また、山陽線や可部線でも一部の列車が運休し、約13000人に影響が出たということです。

JR西日本は、今後、詳しい点検をおこなって、原因の究明に努めるとしています。
※画像はJR西日本提供