タイのタクシン元首相が4日、プライベートジェット機で出国しました。当初の目的地とは別の場所に向かったことから、“国外逃亡した可能性がある”とも報じられていますが、タクシン氏は「タイに戻るつもりだ」と説明しています。
現地メディアによりますと、タクシン元首相は4日、首都バンコクの空港からプライベートジェット機で出国しました。
「シンガポールで健康診断を受けたあとに帰国する」と説明していましたが、航空機フライト追跡アプリによると、タクシン氏が乗った飛行機はシンガポールの手前で旋回し、インド上空を通過して中東ドバイに着陸しました。
タクシン氏の次女・ぺートンタン氏が先月、首相を失職したことから、現地メディアは政治的に窮地に陥ったタクシン氏が“国外へ逃亡した可能性がある”との見方を伝えています。
タクシン氏は2006年の軍事クーデターで失脚しましたが、その後、自らの汚職をめぐる判決の直前に国外へ逃亡。2023年の総選挙を経て、タクシン派政党が政権を握ったことを受け、15年ぶりに帰国していました。
タイの最高裁は、汚職の罪で実刑になったタクシン氏が病気療養を理由に入院し、そのまま釈放されたことが妥当な措置だったのかを審理していて、9日の判決次第では、タクシン氏が収監される可能性も指摘されていました。
一方、タクシン氏は5日、バンコクの空港で「入国管理局に2時間近く足止めされ、シンガポールの空港に着陸できなくなったため、急遽、目的地をドバイに変更した」と自身のSNSに投稿しました。
「ドバイには旧知の医師がいる」としたうえで、「9日の判決に出廷するため、遅くとも8日までにはタイに戻るつもりだ」としています。
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