プロの秘訣は「人間性」と「謙虚さ」

富岡選手は佐賀県出身。
小学生でサッカーを始め、その後、福島県のJFAアカデミー福島に進みました。

「アカデミーでは選手としても、人としても磨かれました」と話す富岡選手。そして、サッカーを続けたいと選んだのは日本体育大でした。キャプテンとして100人以上ものメンバーをまとめ上げました。

そして、2024年2月からWEリーガーとしてのスタートを切ったアルビレックス新潟レディースには、大学の先輩である川澄奈穂美選手、有吉佐織選手、江﨑杏奈選手が所属しています。先輩たちの存在は富岡選手に大きな影響を与えているそうです。

大学の先輩・川澄奈穂美選手と交代で入る富岡選手(右)

「先輩たちは、どんなに上手い選手でも、練習から絶対に手を抜きません。上手い選手たちが手を抜かずにやっているなら、私たちも頑張らなければと思わされます」

中でも富岡選手とポジションが近い有吉選手については「駆け引きが上手」と話し、試合で分からないことがあった時には助言を求めているそうです。

「見えているものがそもそも違うなと感じることが多いです。丁寧に教えてくれますし、サッカーの理解力がすごいですね」

富岡選手は自身の強みを「前への推進力」と「キック」と分析していて、クロスやフィードは武器だと語ります。そのプレースタイルは、先輩たちの姿を見てさらに磨かれているようです。