災害が発生した時、外国人に必要な支援とは?当事者の声を聞き、私たちにできることを考えるセミナーが4日、盛岡市で開かれました。

セミナーは、岩手県国際交流協会などが開いたもので、会場には外国人の雇用を検討する企業の担当者や、自治体の職員などおよそ40人が集まりました。

セミナーでは、大船渡市のマルカツ水産の佐々木晶生社長と従業員でインドネシア出身のムハンマド・フセンさんが登壇し、2月の大規模山林火災での経験を伝えました。

(ムハンマド フセンさん)
「社長さんがいなかったら、私たちは混乱していてパニックになって、自分のこれからの運命がどうなるかわからなくなってしまうと思いました。社長さんありがとうございます」

佐々木社長は、言語や文化が違う外国人を災害から守るためには、普段からのコミュニケーションが重要だと指摘し、参加した人たちに異なる文化への理解を呼びかけました。