自民党大分県連は4日開かれた常任総務会で総裁選の前倒し実施について「要求しない」ことを決めました。
自民党本部は2日両院議員総会で、敗北した参院選の総括を行い党の選挙管理委員会は総裁選の前倒しの是非を問うための手続きを始めています。
これを受けて自民党県連は4日方針決定のため常任総務会を開き所属する県議22人が出席しました。県連では総裁選の前倒しの是非について県内にある55の地域支部から意見を集約したうえで出席者による無記名の投票形式で実施しました。この結果、多数決によって県連は前倒しでの実施を「要求しない」と決定しました。

(自民党県連・阿部英仁会長)「総裁選は我が党にとっては大事な行為の一つ。全国の流れは分かりませんが、こういう決定をしたということをお伝えさせていただく」

県選出の国会議員では総裁選の前倒しについて、閣僚の岩屋毅外務大臣は「外交・政治に空白が生じてはならず、石破総理のもと一致団結することが大切」と否定的な考えを示しました。一方、広瀬建議員は「良心にしたがって決める」と前倒し実施に前向きな姿勢を示しています。また、古庄玄知議員は「自分の中で決めているが、態度は明らかにしない」とコメントしています。