近年イノシシによる農作物の被害が増加傾向にある岩手県一関市では、捕獲の技術の向上を目指して講習会が行われました。

一関市東山市民センターで4日開かれた講習会は、県南広域振興局の一関農林振興センターが企画したもので、一関市と平泉町の猟友会の会員など36人が参加しました。

一関市など県の南部では近年、イノシシによる農作物の被害が増加傾向で、対策が急務となっています。
講習会では、地元猟友会の小岩広昭さんが講師を務め、イノシシは道路に近づくと警戒心が強くなるため、道路から10メートルほど離れた辺りにわなを設置すると効果的に捕獲できるとアドバイスしていました。

4日は実際にわなの仕掛け方のレクチャーも行われ、参加者が農作物被害の軽減に向けて技術の向上を図っていました。