金の価格が史上初めて1万7000円台に乗せ、3日連続で最高値を更新しています。

大阪取引所で取引されている金の先物価格は値上がりし、史上初めて1グラムあたり1万7000円台に乗せました。最高値を更新するのは3日連続です。

また、田中貴金属が発表する金の小売価格も1万8691円となり、最高値を更新しています。

アメリカで早期の利下げが行われるのではとの観測が根強く、金利のつかない金に資金を集める動きが強まりました。

また、トランプ大統領がFRBの人事権に介入を強めていることから金融政策がゆがめられるとの懸念が拡大し、比較的安全な資産とされる金に資金が集まっています。

市場関係者は「アメリカの雇用統計やFRB理事の人事の行方が焦点となっていて、しばらくは価格が上昇しやすい地合いが続く」と分析しています。