日本の南にある熱帯低気圧が台風に発達し、南西諸島から東日本にかけ大雨となる見込みとなる中、林官房長官は、官邸危機管理センターに情報連絡室を設置したと発表しました。

日本の南にある熱帯低気圧について、林官房長官は3日午後4時の会見で、「今後12時間以内に台風に発達し、本日からあすにかけては南西諸島から西日本、明後日には東日本にかなり接近するおそれがあり、南西諸島から東日本の広い範囲で大雨となる見込みだ」と説明しました。

林芳正 官房長官
「政府としては本日16時に官邸危機管理センターに情報連絡室を設置するとともに、坂井防災担当大臣の出席のもと、関係省庁災害警戒会議を開催するなどして、情報収集や各種対策に万全を期しております」

林長官はこのように話したうえで、「きのうからの大雨により、東北地方や北陸地方では地盤が緩んでいるところがある」と指摘し、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけています。