岩手県内で飼育された牛や馬の体格や品質を競う「畜産共進会」が雫石町で始まり、初日の3日は黒毛和種の審査が行われました。

畜産共進会は、県内の畜産農家の生産技術の向上につなげようと毎年開かれているもので、2025年で69回目です。
初日の3日は雫石町のJA全農いわて中央家畜市場で黒毛和種の審査が行われ、6つの部門に合わせて44頭が集められました。

牛の体型は横から見た姿が長方形で後ろから見た時に丸形になっているのが理想とされています。
審査員は一頭一頭の体格や筋肉のつき方、立ち姿などを確認していました。


このうち担い手の育成を目的に、45歳以下の生産者を対象にした「後継者の部」では、岩泉町の高校3年生・工藤妃来代さんが出品した「あきさわ号」が一等賞に輝きました。
審査では発育状態がよくバランスが取れていると評価されました。

(工藤妃来代さん)
「すごく緊張したんですけど、牛のほうが緊張していると思ったら緊張しなかった。高校最後に共進会で一等賞を取ることができてうれしい」

県畜産共進会は11月8日まで、ホルスタイン種など残る4部門の審査が行われます。