京都市にある国立の小中一貫校で男子児童がいじめを受け、「重大事態」に認定されていたことがわかりました。

京都教育大学などによりますと、附属京都小中学校に通っていた当時6年の男子児童は、同級生に複数回、下半身を蹴られるなどのいじめを受けていたということです。

児童は去年3月に転校しましたが、転校を余儀なくされたのはいじめが原因と疑われることなどから、京都教育大はいじめの「重大事態」と認定しました。

男子児童が記入した授業のアンケートには…

「いじめの問題に関して先生は信用ならん」

これに対し担任は、「GOOD」のスタンプを押して返却していました。

第三者委員会は学校の対応について「いじめに対する意識が不十分」などと指摘。学校側はJNNの取材に対し、「いじめに対応する組織として機能していなかった可能性がある」としています。