京都市にある国立の小中一貫校で男子児童がいじめを受け「重大事態」に認定されていたことがわかりました。

 京都教育大学などによりますと、京都教育大学附属京都小中学校に通っていた当時6年の男子児童は2021年~2023年にかけて同級生に教室内などで複数回、下半身を蹴られるなどのいじめを受けていたということです。

 児童は去年3月に転校しましたが、転校を余儀なくされたのはいじめが原因と疑われることなどから京都教育大はいじめの「重大事態」と認定しました。

 男子児童は授業のアンケートに「いじめの問題に関して先生は信用ならん」と記入し提出しましたが、これに対し担任は「GOOD」のスタンプを押して返却していました。

 第三者委員会は学校の対応について「不登校の要因を『いじめを除く友人関係をめぐる問題』とするなど、いじめに対する意識が不十分」などと指摘。

 学校側はMBSの取材に対し「いじめに対応する組織として機能していなかった可能性がある」としています。