富山県南砺市のショッピングセンター内に2日、新たな書店が誕生しました。書店離れが加速するなかなぜ今、新規オープンなのか。そこにはふるさとへの熱い思いがありました。

2日南砺市のショッピングセンター「ア・ミュー」に新しくオープンしたのは「かずぽん書店」です。

真新しい店内にはおよそ1万5千冊の本がずらり。オープンと同時に次々と客が訪れます。

ことし4月。47年間、福野地域で愛されてきた「山田書店」が近年の本離れなどによる売り上げの減少で閉店、この地域の本屋がゼロになりました。

そこで立ち上がったのがアミューのメインテナントである食品スーパー「サンキュー」を運営する株式会社三喜有(さんきゆう)です。

三喜有 中西一夫社長
「私、福野生まれ福野育ちで福野地域を愛して育ってきておりますので旧福野町の本の文化という部分を失わせないようにサンキューで本屋さんを運営していこうという風に考えました」

業種を越え強い地元愛で生まれた「かずぽん書店」。店名は親しみを持ってほしいと中西一夫社長のあだ名から名づけられました。