山口県上関町の原発建設計画に反対する住民団体が2日、議員定数の削減を求める請願を町議会に提出しました。

請願を出したのは「原発に反対する上関町民の会」です。請願では前回の町議会議員選挙が無投票となったことなどから、来年2月に予定されている町議選で議員定数を今より2つ減らすよう求めています。上関町議会の定数は現在10で、原発建設計画については推進派が7人、反対派が3人となっています。

中国電力は8月29日、町内で使用済み核燃料の中間貯蔵施設建設が可能とする調査結果を町に報告しました。西哲夫町長は「建設の是非は住民の代表である議会の意向を尊重し判断したい」と話していて、来年の町議選の結果が注目されています。

請願は9月11日の議会運営委員会に付託され、19日の9月議会最終日に採決される見込みです。9月議会には、原発関連の交付金7800万円を含む、2億3400万円余りの一般会計補正予算案などが提出される予定です。