大規模な災害の発生に備え、愛媛県松山市が新たな取り組みをはじめました。

「災害時協力井戸」の登録制度が1日からスタートしました。

災害時協力井戸は、大規模な災害が発生し断水したときに、学校や企業が持つ井戸の水をトイレや洗濯の生活用水として、住民に提供してもらう制度です。

松山市では1日から始まり、現在、聖カタリナ学園高校など、54か所が登録されています。

聖カタリナ学園高校 水口文人 事務長
「地下の井戸水を、このポンプを使って汲み上げまして、この配管を通しまして、白ゆり館とかお庭の方に水を配給しております」

学校ではこれまで、洗車などに井戸水を使っていました。
今回、市の呼びかけに応じ災害時協力井戸に登録したということです。

水口事務長
「学校は地域の方々に支援いただいて、学校運営できているので、市民が困っている時には、学校はできるだけの支援をさせていただければという考えでいる」

登録された井戸は愛媛県松山市のホームページに掲載されていて。随時、募集もしています。

松山市 危機管理課 池田憲成 主査
「制度に参加していただけるんであれば多くの方々事業所に限らず、個人の方も募集しているので、多くのみなさんにご協力していただきたいと考えています」