静岡鉄道の長沼駅に2025年9月2日から「副駅名」が設定されました。その名も「バンダイホビーセンター前」。ガンプラの聖地のさらなる盛り上げに期待がかかります。

<社会部 荻野旦記者>
「静岡鉄道長沼駅です。100年以上の歴史がある駅ですが、きょうからバンダイホビーセンター前という副駅名が設定されました」

静岡市を走る私鉄静岡鉄道の長沼駅。2日から副駅名として「バンダイホビーセンター前」という愛称がつきました。機動戦士ガンダムのプラモデル、ガンプラを生産する「バンダイホビーセンター」に体験型のミュージアムが2日にオープンしたことを受け、最寄り駅の長沼駅に設定されました。静岡鉄道が副駅名を設定するのは今回が初めてです。

<静岡鉄道総務部 小島浩暉さん>
「バンダイホビーセンターは多くの人が訪れる施設なので、目的地を分かりやすくするため設置しました。バンダイホビーセンターと静岡鉄道・長沼駅から静岡の街を盛り上げていきたい」

静岡鉄道では12日までオリジナルヘッドマークを装着したコラボ記念列車の運行も実施するということです。

一方、静岡県東伊豆町にはこんなユニークな副駅名もあるんです。

<下田支局 柴田寛人記者>
「伊豆北川駅の副駅名は『北川あじ鮨を食べて、波打ち際の露天風呂黒根岩風呂に入り、ムーンロードに出会う駅』。長い」

伊東市と下田市を結ぶ伊豆急行線。東伊豆町の伊豆北川駅の副駅名は句読点込みで39文字。「日本一長い副駅名」をうたっています。

「北川あじ鮨を食べて、波打ち際の露天風呂黒根岩風呂に入り、ムーンロードに出会う駅」

北川温泉旅館組合が地域の魅力をPRしようと名物や見どころを詰め込みました。

温泉に入りに来たという大学院生は。

<茨城から来た大学院生>
「超長い。僕は黒根岩風呂に入りに来たんですけど、これだけしっかり書いてくれたらプランが見えていいですね」

伊豆急行によりますと現在、伊豆急行線の駅のうち8駅に副駅名があり、9月さらにもう1駅増えるということです。