愛媛県の最低賃金について、労使の代表などでつくる審議会は、今年12月1日から時給を現在の956円から77円引き上げ、1033円とするよう愛媛労働局に答申しました。
愛媛県内の時給が1000円を超えるのは初めてで、引き上げ額も過去最大となります。
これまでの推移を見てみますと、35年前の1990年は今の半分以下475円でした。
その後、1990年代後半に600円台に上がりますが2000年以降、しばらく伸びが抑えられ、引き上げが無い年もありました。
そして、政府が2015年に最低賃金を1000円まで引き上げる目標を掲げたのをきっかけに賃上げの機運が高まり、今、956円の時給がそして今年12月から1033円となる見通しになりました。
この改定額を全国と比べますと、最も高い東京は時給1226円で愛媛とは200円近く開きがあります。
四国では、徳島が1046円、香川が1036円、高知が1023円となっていて、愛媛県の審議会では、人材確保の観点からこうした隣の県の動向もにらみながら1033円という改定額を決めたと見られます。
今回の引き上げをめぐっては、「中小企業の経営を圧迫する」という懸念の一方で、「物価高に対応するには不十分」という指摘もあります。
中小企業が賃上げしやすい環境づくりとともに、県内でも賃上げと景気の好循環が実現するのか注目です。
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