南海トラフ地震を想定した訓練が防災の日を前に、長野県飯田市で31日行われました。

飯田市の松尾小学校で行われた訓練には、地元の住民などおよそ40人が参加しました。

31日は、災害時のバスの活用で7月に市と協定を結んだ信南交通のバスの設備などを見学し、中島一夫社長は「スマホなどが充電でき、座席が倒れるので授乳やおむつの交換もできる」と説明しました。

訓練は南海トラフ地震で、飯田市でも震度6弱の地震が発生したとの想定で行われました。

地区では、これまで主に災害時を想定した図上での訓練でしたが、今回は、実際に仮設のトイレの組み立てや避難所の開設訓練を初めて行いました。

訓練は9月1日の防災の日に合わせて行われたもので、飯田市役所などでも災害時の対応や備えについて確認が行われました。