陸上自衛隊宮古島駐屯地の宮古警備隊長が市民団体に対し大声で恫喝ともとれる発言をした問題で中谷元防衛大臣は29日、陸上自衛隊第15旅団トップの旅団長が口頭で指導したことを明らかにしました。

この問題は8月6日、陸自宮古島駐屯地が宮古島市内で公道を使った徒歩訓練を行った際、「いらぶ大橋海の駅」の駐車場で監視活動をしていた市民団体に対して、宮古島駐屯地の比嘉隼人警備隊長が駐車場の使用について「許可を取って来い」などと発言したものです。

29日の会見で、中谷防衛大臣は市民らが拡声器を使った抗議活動をしていたとして「やめていただくために接触したことは問題なかった。声の大きさや口調については、もう少し冷静に、節度を持った形で行うべきではなかったか」と述べました。

陸自第15旅団の泉英夫旅団長が比嘉警備隊長に対し、節度ある行動を心がけるよう口頭で指導したということです。