福島県いわき市が発注した自転車道路網の整備工事の一般競争入札で、いわき市が評価値の算出を誤ったため、本来の落札者ではない者を落札者としていたことが判明し、市は契約を解除すると発表しました。

対象となる工事は、いわき市平下神谷などのいわき市自転車道路網整備工事(第2工区)で、8月19日に7者で入札が行われました。

いわき市によりますと、入札における評価値の算出で、入札に参加した1者の工事成績の加算点を「0点」としていましたが、正しくは「4点」で、評価値を誤って低く算出していたということです。このため、評価値の再計算をしたところ、当初評価値が1位だった落札者よりも、この入札参加者の評価値が上回ることが判明しました。27日に、入札に参加した業者から審査の内容について問い合わせがあり、精査したところ、評価値の誤りが判明したということです。

いわき市では、すでに落札者と契約締結をしているものの、契約を解除するとしていて、今後、再発注について検討するとしています。