まだまだ暑いとは言え、8月もまもなく終わり。しかし、これから出荷が始まるスイカもあるようです。倉吉市特産の「抑制極実西瓜(よくせいごくみすいか)」の査定会が29日開かれ、今年も甘く仕上がりました。
記者 安松裕一
「スイカのシーズンももう終わり、かと思いきや、こちらのスイカはこれから出荷が始まるんです」
倉吉市特産の「抑制極実西瓜」。例年6月下旬に出荷される高級スイカ「極実西瓜」とは違い、7月上旬に定植し9月に出荷されます。
市内40戸の農家が6.4ヘクタールのビニールハウスで栽培していて、農家にとっては2期作を行うことでハウスを有効活用でき、時期をずらすことで高単価も見込めます。
29日の査定会には13玉が持ち込まれ、関係者が重さや糖度を測っていき、平均重量は9.2キロ、平均糖度は11.2度で平年並みの出来となりました。
JA鳥取中央倉吉西瓜生産部会 岸本健志 部会長
「大変猛暑の中、生産者がハウスの中45度以上みたいな環境の中で作業されてきたわりには大変いい内容ができた」
苦労を重ねて育てたスイカの味は…
試食した人
「うまいです、甘いです」
「柔らかくて食べやすいです。甘さは十分あります」
JA鳥取中央倉吉西瓜生産部 岸本健志 部会長
「春のスイカに比べてすごく果肉がやわらかいので、より糖度を感じられるのかなと考えます。これを機に倉吉のブランド力をさらに伸ばしていきたいと考えています」
JA鳥取中央では、主に首都圏や関西方面へ向け1万5000ケースを出荷し、7500万円の売り上げを目指します。














