国連の安全保障理事会は平和維持活動を担う国連レバノン暫定軍を撤退させる決議案を採択しました。これで、およそ50年続いた活動が来年末で終了することになります。
国連安保理は28日、レバノンとイスラエルの国境の監視など平和維持活動を担う国連レバノン暫定軍の活動を来年末で終了し、その後、1年以内に部隊を撤退させるとする決議案を全会一致で採択しました。
国連レバノン暫定軍は1978年にイスラエル軍がレバノン南部に侵攻したことを受けて設置されて以来、毎年任期が更新され、およそ50年間活動してきました。
決議案は「レバノン政府を唯一の治安維持機関とすることが目的」としていて、今後はレバノン南部での治安維持をレバノン政府が担うことになります。
一方、アメリカメディアは、レバノン南部がイスラム教シーア派組織ヒズボラの本拠地であることから、「レバノン政府が完全には掌握できていない」として、「突然撤退すれば空白が生じる可能性がある」との専門家の指摘を伝えています。
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