国連の安全保障理事会は平和維持活動を担う国連レバノン暫定軍を撤退させる決議案を採択しました。これで、およそ50年続いた活動が来年末で終了することになります。
国連安保理は28日、レバノンとイスラエルの国境の監視など平和維持活動を担う国連レバノン暫定軍の活動を来年末で終了し、その後、1年以内に部隊を撤退させるとする決議案を全会一致で採択しました。
国連レバノン暫定軍は1978年にイスラエル軍がレバノン南部に侵攻したことを受けて設置されて以来、毎年任期が更新され、およそ50年間活動してきました。
決議案は「レバノン政府を唯一の治安維持機関とすることが目的」としていて、今後はレバノン南部での治安維持をレバノン政府が担うことになります。
一方、アメリカメディアは、レバノン南部がイスラム教シーア派組織ヒズボラの本拠地であることから、「レバノン政府が完全には掌握できていない」として、「突然撤退すれば空白が生じる可能性がある」との専門家の指摘を伝えています。
注目の記事
「ふるさと納税の返礼品に備蓄米」村長が認め さらに産地めぐる疑問が 熊本・西原村

福岡初のイスラム教徒へのヘイト街宣 1000年続く伝統祭礼「筥崎宮の放生会」を汚してまで…

「白いバースデーケーキが欲しい」食物アレルギーがある息子の願いが叶った日 【笑顔のケーキをあなたに 前編】

快適な秋は短くすぐ冬に…?今年も「四季」→「二季」か 22日冬の長期予報発表前に予報資料から見える“サイン”とは tbc気象台

「現金を使えない子が増えた」“新潟唯一の問屋”を継いだ駄菓子屋店主が日々感じる“現代の子ども”と時代を超えて続く“小さな社会” 新潟市秋葉区

「お昼ごはん、何が食べたい?」と聞かれたら…どう答える?地雷ワードと神ワード 共働き世帯増も、家庭内の役割は変わらず?
