自民党内でもさまざまな意見 政務三役に対しけん制も

高柳キャスター:
総裁選の前倒しをするべきか、しないべきか、それぞれの意見も聞きました。

【自民党議員の意見は】
前倒しすべき
「石破さんが総裁にいることが党の分断を招いているのは事実」
前倒し必要なし
「総裁選を行えば、国民に目を向けず政局に走っていると思われる」

党内でも、さまざまな意見が出ていますね。

TBS報道局 政治部 橋口由侍 記者:
賛成表明が難しいというなかでも、特にハードルが高いといわれているのが、現職で石破内閣に入っている政務三役です。

実際、ある政権幹部は「政務三役に入っている人は、前倒しに賛成するのなら役職を辞めてから署名してもらうほうがいい」とけん制しています。

そういったなかでも、神田潤一法務大臣政務官は「『職を辞してから賛成を表明するべきだ』というふうに言われたら、辞職を前提に態度を表明するということが今の時点ではあり得る」と言っています。

高柳キャスター:
神田政務官について、「政務官」というポジションから考えるとどうでしょうか。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
職を辞して、賛成するというのが筋だと思います。

しかし、こういった動きが広がるかどうかは、そうとも言えないかもしれません。ポストにしがみつく人が多いですからね。

井上キャスター:
時間をかければかけるほど、自分のポストや次の選挙で勝てるのか、今は国民からどう見られているのかなど、自分のことばかりで国民のことを考えていないように感じてしまいます。

一刻も早く国会を開いて、政策の話をしてほしいです。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
7月20日の参議院選挙後、▼戦後80年談話も出せず、▼ガソリン減税も動かず、▼給付・消費減税もまったく動いていないということを真面目に考えてほしいですよね。

出水麻衣キャスター:
「辞任すべきでない」と考えている半数ぐらいのなかには、「ゴタゴタはいいからとにかく政策をやってくれ」という思いの方もいますよね。

TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん:
あとは「裏金議員たちの暗躍に負けてたまるか」という政局的な思惑と、両方混じっています。