仙台に本社がある生活用品大手「アイリスオーヤマ」のグループ会社は、「パックご飯」の一部で、ふたのフィルムの貼り付けが不十分だったとして、20万食余りの自主回収を始めました。

自主回収するのは、「アイリスフーズ」が佐賀県の鳥栖工場で生産したパックご飯「低温製法米のおいしいごはん国産米100%180g」です。

アイリスフーズによりますと、2025年6月からきょうまでに商品を購入した客から「開封したらコメが変色していた」などという報告が25件寄せられ、一部の商品でふたのフィルムの貼り付けが不十分だったことがわかったということです。

今のところ、健康被害は確認されていません。

アイリスフーズは、鳥栖工場で同じ日に生産された20万1760食を自主回収する方針で、対象となるのは、賞味期限が「2026年5月」、トレーの側面に「BB+(プラス)IO(アイオー)」と記載されている商品です。

アイリスフーズは、「再発防止に向けて一層の品質管理体制の強化に努めてまいります」と説明していて、専用ダイヤル0800ー888ー6060のほか、ホームページ上の受付フォームから商品の回収と返金を進めています。