野生のイノシシが豚熱に感染していたことを受け福岡県久留米市で経口ワクチンの散布が始まりました。
県は29日までにワクチン1600個を散布する計画です。

久留米市では27日午前、経口ワクチンの散布に関する説明会が開かれ、県や自治体の関係者などおよそ30人が出席しました。
久留米市では8月、死んでいる野生のイノシシ2頭が豚熱に感染していたことが確認されていて、久留米市と八女市、広川町で経口ワクチンの散布が始まりました。

福岡県畜産課 横山敦史 企画監
「九州は養豚の盛んな地域でございますので、これ以上広げないようにということでワクチンを撒いていきたい」

経口ワクチンは、野生のイノシシが食べて体内に取り込めるよう、ビスケット状になっています。

県は29日までイノシシの発見場所から半径10キロ圏内の80地点にワクチン1600個を散布する計画です。