国内有数の温泉観光地大分県の湯布院町で今、ある厄介者によるトラブルに住民が悩まされています。被害が相次ぐ現地を取材しました。
けたたましい鳴き声を響かせる黒い大群。夕暮れ時の由布市湯布院町。そこに現れたのは500羽以上のカラスの集団で、空を黒一色に染めます。
(市民は)「たまにフンを落とされたりとか、一気に増えた。不吉というかちょっと怖い」
近くに住む人は先月から突然どこからかやってくるようになったと話します。一体なぜなのか?専門家は…
(日本野鳥の会 日田地区支部・財津博文支部長)「ミヤマガラス、すごい数。お隣の中国大陸とユーラシア大陸あたりで繁殖して冬になると大陸性の気候が厳しいのでこちらに渡ってきて冬の間を過ごす」
日本野鳥の会の、財津博文さんは「渡り鳥のミヤマガラスはエサが豊富な地を選び春先頃に大陸へと帰っていく」と言います。
(財津博文支部長)「来年もまたここにやってくるかはわからない。訪れる年と訪れない年、数が多い年と少ない年など色々ケースがある」
この地域では、車への被害も出ています。
(田中陽子さん)「ワイパーのブレードとゴムが切られていた。警察に被害届を出して相談したところ、信じられないかもしれないけどカラスの被害がちょっと多いという話を聞いた」
地元に住む田中さんは購入した車のワイパーやガラスに30か所以上の傷をつけられたそうです。
(田中陽子さん)「去年買ったばかりの車でショックです。罰を与えるわけにもいかないので、しょうがないかなという気持ちが半分」
警察にはこうした被害の相談が複数寄せられているということです。一方、財津さんは被害の内容をみると繰り返し同じ行動をしていることから犯人は、群れで現れるミヤマガラスとは違う種類では、と指摘します。
(日本野鳥の会日田地区支部財津博文支部長)「ハシボソガラスかハシブトガラスか、かなり賢いですね。遊び的な感覚で捉えているのではないでしょうか、カバーをかけてワイパーのゴムが見えないようにするとかですね」
車が傷つけられる以外に、大群によるフンの被害も… 空からやってくる厄介者。追い払う決定打がなかなか見つからないのが現状です。
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