■閣僚“辞任ドミノ”新大臣は疑惑否定 内閣支持率30%台…浮揚策は

ホランキャスター:
総理自身に発覚した浮上した政治とカネの問題、岸田内閣で考えていきますともう既に3人の閣僚が辞任しています。

▼山際前経済再生担当大臣、▼葉梨前法務大臣、政治とカネ問題で辞任した▼寺田前総務大臣。その後任の松本剛明総務大臣にもある疑惑があるということです。

<「しんぶん赤旗」によると…>
政治資金パーティーで会場の収容人数を超えるパーティー券を販売したのではないか。これによって政治資金規正法違反の疑いがあるのではないか。

これについて、松本総務大臣は11月22日「政治資金については法にのっとって適切に処理をしていると承知しております」と話しました。

■年末年始の内閣改造 可能性はある?

次々と辞任をしていく負のイメージや内閣支持率の低迷を打破したいということで、内閣改造するのではないかと言われていました。

岸田総理(11月19日)
「難度の高い課題にひとつひとつ挑戦していくためにどうあるべきなのか、(内閣改造について)適切なタイミングを総理として判断していきたい

可能性としてはあるのかなという含みのある発言ですよね。ただ、24日に記者が内閣改造について質問したところ…

岸田総理(11月24日)
「そうしたことは全く考えておりません。今は国会に専念しなければなりません」

きっぱりと可能性がないと話しました。この背景には何があったのか、星さんに伺いました。

星浩さん
「閣僚の辞任ドミノに加え、国会も野党ペースで進み、岸田総理が内閣改造と党役員人事で態勢を立て直したいのはやまやまだが、自民党内には反対の声も少なくない。23日に茂木幹事長と極秘会談したが、“ここは慎重にいきましょう”と言われ、一旦クールダウンした形」



井上キャスター:
内閣改造を行うことで反転攻勢、支持率を上げたいという思惑はあるのかもしれないですけど、元々はやりたいことがあるために布陣を変えるのが本来の考え方だと思いますし、とにかくしっかりと仕事をやっていただきたい。

萩谷弁護士:
内閣支持率が下がったのは辞めた大臣にも問題があると思うんですが、元々は岸田さんの判断力や対応が問われた結果だと思うんです。安倍さんの国葬について法的な根拠が曖昧なまま早急に実施を決めて、その後、旧統一教会について自民党の調査に消極的だった、問題のある大臣の更迭も判断が遅れた。全て岸田さんの判断や指導力に対して国民が不信感を抱いた結果だと思うので、いくら内閣改造で他の人たちの顔を変えても、岸田さん自身への不信感が消えなければ結局支持率は戻るのか疑問に思います。