秋篠宮家の次女・佳子さまが大阪・関西万博を視察されました。

ドット柄の白いワンピース姿の佳子さまは、23日午後、大阪・関西万博の会場でさまざまなパビリオンをまわられました。

最初に訪ねた日本政府のパビリオン「日本館」では、「火星の石」を視察。佳子さまは隕石の展示に触れ、説明を熱心に聞かれていました。

次に、伝統工芸品「津軽塗」の製作体験ブースを訪問。

佳子さま
「これくらい強く押さえるんですか?強めですね」

佳子さまは、紙やすりで漆を削って模様を出す作業に苦戦しながらも、楽しんで体験されていました。

その後、輪島塗の大型地球儀が展示されている「夜の地球EarthatNight」を訪問。

直径およそ1m、漆黒と金の発色が美しい地球儀を前に、佳子さまは何度もうなずきながら説明に耳を傾けられていました。

日本工芸会の総裁を務める佳子さまは、能登半島地震で被災した石川県の輪島塗職人らを気にかけ、「その後の輪島はいかがですか」「皆さんによろしくお伝えください」「見られてよかったです」などと話されていたということです。

最後に、自身が公式訪問経験のあるブラジルやペルーのパビリオンを視察。

「ブラジル館」では、伝統的なマントのパランゴレに日本の羽衣を組み合わせた展示「パランゴロモス」などを熱心にご覧になりました。

また、現地の絵画や植物のオブジェを見てまわったあと、「訪問中のことを思い出して、身近に感じます」と楽しそうに話されていたということです。

「ペルー館」では、日本とペルーの文化が融合した料理「プルポ・アル・オリーボ」の調理デモンストレーションをご覧に。

この料理は、柔らかく茹でたタコにオリーブオイルやアボカドのソースをかけて食べる料理で、最後に佳子さまは完成品を試食して「とても美味しいです」と話されたということです。

佳子さまは、23日、日帰りで帰京されます。