アメリカのFRB=連邦準備制度理事会のパウエル議長は、「雇用の下振れリスクが高まっている」として利下げを進めていく可能性を示しました。

FRB パウエル議長
「基調的な見通しやリスクのバランスの変化に応じて、政策スタンスの調整(=利下げ)が必要になる可能性がある」

パウエル議長は22日、「雇用の下振れリスクが高まっている」と指摘し、慎重に利下げを進めていく可能性を示しました。一方で、「トランプ関税」の影響で物価に上振れリスクがあるとの認識も示し、会合ごとに利下げを判断する姿勢も強調しています。

これを受け、ニューヨーク株式市場のダウ平均株価は一時、前の日に比べ900ドル以上値上がりし、取引時間中の史上最高値を更新しました。